コイン通りの光るもの

広島のコイン通りをご存知ですか?
この通りは広島市西部最大の商店街で、西広島バイパスの五日市郵便局の交差点から造幣局広島支局前を通って国道2号方向にたくさんのお店が並んでいます。
ここでは、このコイン通りについてご紹介していきたいと思います。

コイン通りは戦後の高度成長期に産業通りとして発展し、商店街が繁栄してきました。
郊外型大型店の出店や消費者ニーズの変化などで、全国の多くの商店街が衰退していく中、この商店街は造幣局がある商店街という特色を活かして、厳しい時代の流れに対応してきました。

コイン通りまちづくり委員会という組織を設置して、造幣局や行政、大学、関係団体などの参画を得て、トータルとした街づくりを進めてきています。
こうした取り組みは高い評価を得てきており、国土交通大臣賞などの表彰も受けています。

この商店街の特色は、カラー舗装されたゆったりした舗道や、商店街が整備した統一された街路樹や街灯などによる一体感のある街づくりが行われているという点です。
最近では「金持ち神に会える街」と銘打って、この通り一帯に、金色や銀色などの鮮やかな色彩で彩られたお金にまつわる建物やオブジェを設置して独特の景観を醸し出し、新しい観光スポットとして注目を集めています。

日本郵政の郵便ポストは「願いを届ける郵便ポスト」と名付けられ、50円硬貨に描かれている菊と思われる金色の花模様が描かれていて、ポストの地の鮮やかな赤色とのコントラストが絶妙で、芸術作品さながらの仕上がりです。
また、「願いを伝える電話ボックス」と名付けられた公衆電話には、100円硬貨に描かれている桜と思われる金色の花模様が散りばめられ、電話機自体も同じ色に塗装されています。

「願いを結ぶ開運の木」というのは1円硬貨のモチーフである若木を立体化したもので、商店街は「1円玉が巨大化することで夢のふくらみを意味する」とのだそうです。
ちなみにモチーフが1円硬貨なので、このオブジェはアルミの銀色を用いているのだとか。

金持ち稲荷神社というものもあって、これはビルの屋上に設置されていますが、京都伏見神社からお御霊をいただいた由緒正しきお稲荷様で、ちゃんとおみくじも用意されていますし、これとは別に金持神社、金持地蔵というものもあります。
最近では開運金持十二支というモニュメントも設置され、うさぎや亀などの動物が和同開珎など、日本の貨幣の歴史を教えてもらうこともできます。

コイン通り一帯は、最近では県のウオーキングコースにも選ばれており、こうしたオブジェの数々を巡ってウオーキングも楽しまれているようです。
 

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