漫画『新ブラックジャックによろしく』

生まれ変わった作品

ドラマ化もされ、多くの人気を博したブラックジャックによろしく、という作品ですが、この作品については作者の周囲で多くの問題が発生していました。
詳しくは「ブラックジャックによろしく」のページの方で紹介していますが、出版元とのトラブルによって講談社を離れることとなります。
その関係で、作品の連載先が講談社のモーニングから小学館のビッグコミックスピリッツに移ることになりました。
その際に作品名も改題し「新ブラックジャックによろしく」となったわけです。

この新ブラックジャックによろしくは、主人公である斉藤の最後の研修先とて「移植医療の現場」について描く内容です。
移植自体の是非についてはまだまだ様々な意見がある中で、どのような描かれ方がするのか、というのが高い注目を集めることとなりました。
こちらについても、登場する人物の紹介を含めて、内容の紹介をしていきたいと思います。

一人目として紹介するのは「近藤ムツミ」です。
泌尿器科の医師であり、今回主人公斉藤に対して指導を行う立場でもあります。
移植医療に対しては反対という立場をとっている人物でもあり、斉藤も影響を受けることになります。

二人目として紹介するのはその夫、「近藤敏夫」です。
こちらも泌尿器科の医師であり、同時に先進移植医療についても専門としている、という設定となっています。
妻とは反対に移植医療に関して推進的な立場である、という描かれ方をしています。
キャラクターとしては夜遊びや女遊びが好きという、あまり好意的ではない描かれ方をしているのも特徴の1つでしょう。

三人目は「吉田浩」です。
20歳の専門学生で、交通事故によって脳死状態に陥ってしまう人物となっています。
その際にはドナーカードを持っていたため、臓器提供者となることになります。

四人目は「高輪美和」です。
こちらは逆に臓器移植を受けた人物として描かれています。
腎臓の移植を受けたものの、拒絶反応によって腎不全を再発してしまい、その後自殺をする、という悲痛な役回りです。

移植は正しいのか?

現在、日本においてもこの移植医療というものについての是非は大きく分かれています。
神の領域に踏み込んでいるのではないか、というような考え方をしている人も少なくなく、自分に問題が発生しても移植を受けない、という立場をとっている人も少なくないでしょう。
その反面でドナーカードを所持している人も多くなっており、自分が死んだ時、何かしらの形で誰かの助けとなるのであれば幸いである、という考えの人も多くなっています。

倫理と医学の問題というのは、移植以外にも多くの部分で問題となることです。
結論というものが出るのかどうかは分かりませんが、今後の日本を見ておく必要があるでしょう。

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