整形外科医のひとりごと

2012年6月1日(金)

今日は外来の診療の日でした。

予約診察なので気持ち的にはゆっくりとできるはずだったのですが、
手術・入院を予定している患者さんに対しての説明が長引いて、
他の患者さんにも迷惑をかけてしまいました。

手術するという点についてはもうご了承済みのはずだったのですが、
ご主人がやはり納得がいかないからともう1度他の病院で診てもらってから
のちに、入院という形にしたいと仰ったので、セカンドオピニオンについては
こちらも否やはなく、大学病院に紹介状を書きました。

それまでの人生で不便はあっても何とか生活してきたのだから、
今更体にメスを入れるなんてと、ご主人の方が動転しておられる様子で、
肝心の奥様はどうってないという顔つきで、違う病院で今更又診てもらうと
言う事をむしろ、面倒がっているような風でした。

脊椎側弯症という病気で、脊椎がいがんでおり、加齢と共に、歩く事、荷物を持つ事、
どんどん不便になって来ていて、幸いお子様達も立派に成人されて独立しておられるので
何か障害があるわけでもなく、できれば早い目に手術を受けてほしいのですが、
ご夫婦の間で話合いされた結果を尊重したいと思います。

ただもう少し早い時期に、こちらがセカンドオピニオンをと申し出したのにも関わらず、
いらないとのお返事だったのになとちょっと残念でした。

2012年6月5日

ERの方の日直の当番で午前診を担当。

整形外科医を必要とする症例もなく、つつがなく診察を終える筈が、
最後に救急車で運ばれてきた患者さんがおり、急性腰痛症、俗に言うぎっくり腰です。

この人は以前にも同じ症状で来院しており、XP画像と  SLR、反射等の結果から
椎間板ヘルニアの疑いが濃いが、とにかく安静第一、コルセットと湿布、鎮痛剤の処方で
様子を見てもらいました。

前回も1週間ほどの安静で良く  なっており、長距離トラックの運転手さんで
そうそう休めないという事なので、コルセット着用後、しばらく安静にした後
帰宅してもらいました。

働き盛りはどこもおちおち休んでもいられない、お互い大変だなと、
休みたい時、検査が必要な時に休める社会が必要だなと思います。

しかし運転中は症状が出ず、家に帰って来て、顔を洗っている時だとか、
何か持った時だとかにいきなり痛みが走るというのも人間の不思議なところですね。

仕事で必死になって荷物を届けようとしてる時は大丈夫、愛する妻の待つ自宅に
帰りつくとほっとされるのでしょうか、感じ入るところがありました。

2012年6月12日

今日は当直の日です。

夜病棟での勤務は少しずつ、体に堪えるようになってきました。
看護師の御嬢さんの買ってきてくれたゼリーを食べて、口に爽やかな風が拡がり、
初夏だなあと感じました。

症状の安定していないような患者さんもいず、まずは 穏やかに夜が過ぎていき、
医師となって幾晩こうやって過ごしたんだろうと思いつつこれまでどうしようもないほどの
過失等なく、無事に職責を果たしてこられた事に感謝して少しうとうとしてしまいました(汗)

2012年6月18日

部長先生の回診の日です。

再手術となった患者さんが思っていたように回復せず少し痛みを訴えられており、
それを部長先生に主張されていたので、別にわざわざそういう時に言わなくても・・・と
少し思ってしまいました。

いいご婦人なんですが、少し今回、前回ほど回復が早くなく、少し焦っておられるようでした。
もう少し時間が経   てばと言ってはいたのですが・・・。

ただ後でちょっとそういう言い方してごめんなさいと言ってくれたので救われました。
医師も患者さんも人間なので、長い間には色々感情の行き違い等があるのですが、
なるべくうまくコミュニケーションしていきたいものです。

Comments are closed.