平和記念公園の魅力

平和記念公園は、広島市の中心部にある広大な公園です。
世界の平和を願って建設され、その内部には広島平和記念資料館を始めとして、様々な平和に関する建造物が配置されています。

観光客や修学旅行生も多く、県内、国内に限らず海外からも訪れており、原爆投下の当時を知る語り部が減少の道をたどる中で世界中に平和の継承を訴えるための重要な役割を担う場所です。
そんな平和記念公園により多くの人が訪れることを願い、この場所の概要とその魅力についてご紹介しましょう。

まず、この場所を訪れたらまず足を運ぶべき施設として、広島平和記念資料館を挙げます。
公園の南側に位置するこの施設は、原子爆弾の被害の実相と、核兵器廃絶の実現を目的として建てられました。
ここでは、被爆した人々の当時の持ち物や、当時の建物の断片、様子を写した写真など、原爆投下の惨状を表すあらゆる資料を展示しています。

確かに鮮明に視覚に訴えるゆえに目を背けたくなる資料もあるかもしれませんが、その分しっかりと当時の様子を心に焼き付け、真剣に学ぶ事の出来る場所です。
料金も大人50円、子ども30円と気軽に入れる施設でありながら、それに勝る内容を持っている博物館であり、それが大きな魅力です。

公園の少し離れた場所には、原爆ドームが点在しています。これも公園に訪れたら足を運ぶべき場所です。
このドームの真上で原爆がさく裂し、それでもなお完全には倒壊せずにその姿を残している数少ない建造物の1つであることから、原爆の恐ろしさを訴える重要な証人として保存が決定され、世界遺産としても認められました。

元々は広島の産業に貢献する物産館でしたが、原爆投下後はドームが印象的な建造物であるために市民から原爆ドームと呼ばれるようになります。
いつ倒壊するか分からない危機感から取り壊しを考える意見もあり、保存が決まるまでには幾度もの話し合いが行われました。
今こうして保存されているのも、原爆の恐ろしさを後世に伝えようとした人々が必死に訴えかけたからこそなのですね。

当時の記憶を伝える語り部の一人と言えるこのドームは、資料館に続いて公園の魅力の一つです。
公園の中心部には、アーチ状の建造物と、「安らかに眠ってください過ちは繰返しませぬから」と書かれた碑文があり、花が添えられています。

訪れた多くの人が碑文前で手を合わせ、平和を祈っています。
またこのアーチは、覗くと中心に原爆ドームを直視できるように設計されていて、前方には決して消えることのない平和の火と、周りにも平和を祈った像などが点在し、公園全体が平和を願う神聖な雰囲気に包まれています。

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